感染症予防衛生隊

SARSや鳥インフルエンザなど、昨今は新種の感染症が各地で発生して問題になっております。そうした状況をふまえて、当協会では、「感染症予防衛生隊」(略称:TEAMS)をこのたび発足させることとなりました。

この「TEAMS」は、協会加入のペストコントロール(消毒業務)企業29社が協同で緊急時の感染症対策に対応するものです。例えば某養鶏場に て鳥インフルエンザが発生した場合に、参加各社の連携プレーにより、即時出動できる体制を整えて、現場養鶏場内外、あるいは出入りの車両の殺菌消 毒を24時間体制で行なうことが可能です。

また、SARS感染が疑われる旅行客がホテルや観光施設に滞在した場合、事後の施設消毒については国や自治体がすぐに対応してくれるとは限りま せん。そんな場合、民間救急隊TEAMSは、緊急出動して現場施設の消毒にあたります。

名前の由来

感染症予防衛生隊(TEAMS)とは「環境衛生に向けて教育・訓練された連携部隊」のことで、
英語表記した Trained & Educated Allied Members for Sanitation の頭文字から「TEAMS」と呼ばれています。

平成18年2月7日に、鳥インフルエンザ発生を想定して、名城大学春日井農場にて開催された消毒実務訓練の模様です。
協会に問い合わせのあった事例に対し、必要に応じて最寄りの担当ブロック協会員を紹介します。

鳥インフルエンザ対応消毒訓練

全国では33都道府県の協会が「予防衛生隊」を編成済みで、今後も各県での編成が計画されています。

「予防衛生隊」編成済みの都道府県

北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、 茨城県、栃木県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、長野県、新潟県、 福井県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、 京都府、大阪府、兵庫県、 岡山県、広島県、山口県、 徳島県、香川県、愛媛県、高知県、 福岡県、大分県、宮崎県、鹿児島県

愛知県ペストコントロール協会「TEAMS」では、消毒器具・装備を確保し、連絡・出動体制を整備することにより、次のような緊急時にも迅速な対応が出来るようにしています。

  • グローバルな感染症(SARS、鳥インフルエンザなど)発生時の環境殺菌消毒(二次対応)
  • 災害(水害・地震)発生時の環境殺菌消毒/環境対策/住民対策
  • 蚊・ネズミ・ハエなどの防除・駆除 [日本脳炎、西ナイル熱、マラリア等の感染危害管理]
  • 食中毒発生時、または予防のための対策 [O157などの腸管出血性大腸菌]

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