イエダニ

 
写真提供:森山環境科学研究所

イエダニ

名前:イエダニ(オオサシダニ科)
体長:0.5~1 mm

体色は淡い褐色ですが、吸血後は赤褐色から赤黒色になります。
全世界に広く分布し、一般家庭の他、倉庫、食堂、劇場、学校でも被害が出ます。
本来はネズミのダニですが、ヒトに移って吸血し痒みを引き起こします。
不受精卵も雄個体は孵化して正常に発育する1種の単為生殖も行います。

ケナガコナダニ

 
写真提供:森山環境科学研究所

ケナガコナダニ

名前:ケナガコナダニ(コナダニ科)
体長:0.5~0.8 mm

体色は半透明の乳白色で、体長と同じほどの長さの剛毛が生えています。
梅雨の頃、マンションなど機密性の高い建物内の和室で畳から出てくるのはこの仲間です。
ヒトを吸血するようなことはありませんが、貯蔵食品内で繁殖して食品の品質を落とすだけでなく、捕食者であるツメダニ類が伴って繁殖し、これらに刺されて皮膚炎を引き起こす可能性があります。
ダニ類は一般的に乾燥に弱いため、風通しを良くすることが肝要です。

ホソツメダニ

 
写真提供:森山環境科学研究所

ホソツメダニ

名前:ホソツメダニ(ツメダニ科)
体長:0.7~0.8 mm

体色は淡い赤橙色で、胴体部は卵形をしています。
コナダニ類の発生する場所ならばどこにでも発生し、コナダニ類を盛んに捕食します。
ただ、ヒトを刺して皮膚炎を引き起こす可能性があります。

マダニ類

 
写真提供:森山環境科学研究所

マダニ類

名前:マダニ類(マダニ科)
体長:2 mm前後

体長2mm前後の大型ダニです。
ヒトを吸血しますが、一度口針を刺し込むと吸血の終わるまで1~2週間は離れません。
「リケッチァ」などの病原性細菌を媒介する可能性がありますので、吸血を発見したら体液の逆流などを防ぐために無理に払おうとせず、できるだけ早く皮膚科へ受診しましょう。

コナヒョウヒダニ

 
写真提供:森山環境科学研究所

コナヒョウヒダニ

名前:コナヒョウヒダニ(チリダニ科)
体長:0.4 mm前後

淡い褐色で卵形をしています。
ヒョウヒダニ類は室内塵中に普通に見られます。
塵中の他のダニ、昆虫の肢や破片、ヒトのフケなどを食用としています。
虫咬症の原因にもなりますが、それ以上に喘息を引き起こすアレルゲンとして問題視されています。

トコジラミ

 
写真提供:森山環境科学研究所

トコジラミ

名前:トコジラミ(ナンキンムシ科)
体長:5~8 mm

体形は翅のない扁平な楕円形で赤褐色をしています。
昼間は壁・柱・床の隙間、ベッドの中などに群がって潜み、夜に出てきて吸血します。
刺されたときは感じませんが、後でひどく痒くなります。
多くの場合、刺し跡が2つ並んで残ります。

ネコノミ

 
写真提供:森山環境科学研究所

ネコノミ

名前:ネコノミ(ヒトノミ科)
体長:2~3 mm(メス)1~2 mm(オス)

全世界に広く分布し、ネコはもちろん、ヒト・イヌ・ネズミにも寄生して吸血します。
刺されるとカよりも痒さがしつこく、数日間続いた後再び掻くと痒さがぶり返すほどです。
現在の日本でのノミ被害は大抵この種によるものです。

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